サツキの魅力
■サツキのいろいろ：サツキの樹形
周囲やバックに想像される風景。サツキ盆栽の形や印象に大きく関わる「樹形」の一部をご紹介します。
根上がり（ねあがり）
根張りが自然に洗い出されてできたものと
人工的に作ったものがあります。
模様木（もようぎ）
曲がった単幹の立模様の木を指します。
懸崖（けんがい）
断崖からのりだした木姿や枝が
長く垂れ下がったものをいいます。
株立ち（かぶだち）
根元から数多くの幹が一株になって
立っている樹形を指します。
直幹（ちょっかん）
直立した一本木の型をいいます。
文人（ぶんじん）
かつて文人墨客たちが好んだ趣のある樹形。
細幹でしゃれた姿のものを指します。
根連なり（ねづらなり）
横一列に並んだ株立ち状の樹形。
何本かの木が根によって繋がっているもの。
「筏吹き」という似た樹形も存在するが、
こちらは幹が土面に倒れ、
枝が幹になり変わった樹形のこと。
石付き
石の途中につけたものと、
石に根をまたがらせ、根の先を鉢の中に
植え込んだものがあります。